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コンデンサーマイク RODE NT2-A

久しぶりに購入したコンデンサーマイクの使用感。
掲載日:08年06月10日

ナレーションや音声の録音で10年ほど使い続けてきたRODE NT2(写真左)が、さすがにヘタってきたみたいだったので、新しいコンデンサーマイクを購入しました。RODE NT2-A(写真右)というマイクで、RODE NT2の後継機種に当たります。NT2を購入したとき6~7万円したと記憶しているんですが、NT2-Aは2万8千円ほどでした。技術の進歩とコストダウンで半分以下の価格になって、しかも性能は上がったってことですね。

RODE NT2とNT2-A 胴体がちょっと太めになって、持った感じはずしっと重いです。NT2のボディは薄い金属でしたが、NT2-Aは肉厚なボディに変更されており、叩いても「コツコツ」って感じで響きません。強固な雰囲気がグッドです。高級感もあります。

NT2のパッドや指向性の切り替えスイッチはオモチャみたいにきゃしゃで、しかも表示が小さくて見にくかったんですが、がっしりした物に変わり、設定も見やすい様に改善されています。

またNT2では切り替え時に大きなショックノイズが出たんですが、NT2-Aではほとんど切り替えノイズは出ません。スピーカーと耳の保護のために重要なポイントです。
サスペンションホルダーSM1とSM2 ちょっと残念なのはサスペンションホルダーが別売りになったこと(SM2 4800円)。軽量化のせいか金属ではなくて樹脂になったこと。それからやたらとでかくなったことですね。(写真左はSM2 右はNT2用のSM1)

一番荷重がかかるホルダの根本まで樹脂でできているのは不安。折れたりしないんだろうか・・・。
取付方法 購入前に写真を見た時は、どーやってサスペンションホルダに取り付けるのかわかりませんでしたが、マイクに付いているリング状のねじを一旦外して、ホルダにマイクを通してから再び締め付けるタイプでした。

以前は洗濯ばさみの様に挟むだけだったので、いささか面倒になりましたが、確実に取り付けられ、抜け落ちないというメリットがあります。
RODE NT2-Aの全景 取り付けるとこんな感じ。ちょっと重いです。ブームスタンドのアームを水平に延ばした状態ではお辞儀をしてしまいます。しょうがないので、100円ショップで0.5kgのバーベルを3本買ってきて、カウンターウエイトとして反対側にぶら下げてバランスを取っています。

さて本来ならば、この辺で音質について語らなきゃいけないところなんですが、音質というのは人によって感じ方が異なります。私の感想だけを述べてもあまり意味がないので止めておきます。ただ一言。ナレーションを録音するには全く問題がないとだけ申し上げておきましょう。

声優やナレーターの方で、自宅でボイスサンプルを録音する程度の使い方ですと、3万円でもかなり値段が高いと感じられるかもしれません。しかしナレーションや音声制作の分野で、これ以上のクオリティを求められるケースはないと思いますので、一度検討されてみてはいかがでしょうか。RODEは10年の長期保証付きなので最低10年使えますよ。

ということで今回はここまで。また次回をお楽しみに。

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