内容 | 解説 |
今回は音声の「クリーニング」について解説いたします。 | |
録音したナレーション音声には、色々な原因で発生するノイズが混入していることがあります。それらのノイズを編集段階で除去したり低減するのがクリーニング作業です。 もちろん大きく聞こえるノイズは収録時に対処しますが、機材の残留ノイズや環境の暗騒音、ナレーターの口から発生するノイズなどは、編集時に処理することになります。 ただし録音した音声に混入しているノイズは音量がかなり低いものがほとんどですので、クリーニングが必要だということでもありません。シビアな用途でなければ録音したままの状態でも十分にお使いいただけます。 |
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ナレーション声優スタジオでは基本的にクリーニングをおすすめしておりますが、特にご利用いただきたいのは、高性能スピーカーやヘッドフォンなどで再生したり、販売する商品や製品に組み込むなど、高品位な音声を必要とされる用途です。 | |
それでは、クリーニングによって音声波形がどのように変化するのかをご説明いたします。 録音したままの波形には様々な形態のノイズが混入しています。 まず専用のソフトを使った自動処理で、ノイズの除去または低減を行います。 |
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ご覧の様にこの処理だけでも、かなりノイズが少なくなっていることがお分かりになるかと思います。 しかしこれではまだ完全ではありません。そこで残ったノイズをどうするかと申しますと・・・。 |
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(削除して行きます) | |
目視と耳でノイズの位置を確認しながら、手作業で削除して行きます。 | |
中には「波形には何も表示されていないのに明らかにノイズが聞こえる」ということもあります。そういうノイズも・・・ | |
(削除して行きます) | |
なぜそこを切ったかお分かりにならないと思いますが、エンジニアの話によりますと、長年の経験と技術で、見た瞬間にノイズがある場所がわかるそうです。 ちなみに編集作業で最も時間がかかるのは、この手作業によるクリーニングです。録音よりも時間がかかりますが、高品位な音声をご提供するためには欠かせない作業です。 |
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ナレーション声優スタジオでは、マスタリングとクリーニングの両方を、標準でバンドルした音声制作セットをご用意しております。 ナレーターや声優のブッキングから録音・編集まで全てを含む、利便性が大変高いセットとなっておりますので、ぜひご活用ください。 |