スカイプフォン、こいつは想像以上に使えます。
掲載日:09年09月24日
Skypeというインターネット電話をご存じですか?パソコンとインターネット環境と、ちょっとした機材があれば、タダで通話ができるスグレモノのサービスです。 Skypeは以前からたまに使っていたんですが準備が面倒。激安で売っていたヘッドセットを持っていたんですけど、音が悪いしノイズが乗るしで使い物にならず・・・・。Skypeをするたびに、オーディオインタフェースとマイクをパソコンにいちいちつないでやってました。う~、めっちゃ面倒・・・。ストレスたまる。 そんなこんなの日々、「もしかしたら電話機みたいなヤツあるんじゃね?」と思いついて、探してみましたら・・・ありましたありました。かなり昔から販売されていて、私が知らなかっただけですけど、Skypeフォンというジャンルの機材がありました。 半年ぐらい前の話ですけど、写真のBUFFALO BSKP-U203WHを購入。長期間使用してかなり使えることがわかりましたのでレポートします。 ■グッドな点 1.ノイズが少ない USB接続なのでノイズはありません。なぜかと言いますとですね、PCのマイク端子とかヘッドフォン端子とかにつなぐ場合は、音声のデジタル-アナログ変換をPCの中のボード上でやっているわけですよ。アナログに変換した途端に、PCが発している電気的なノイズが乗ってしまいます。だからブ~ンとかジィィィィィとかいうノイズが聞こえるわけ。 ところがUSB接続するSkypeフィンは、アナログ変換をPCから離れた受話器の中でやるので、PCの電気的なノイズはほとんど混入しません。 2.音がよい この機種は非常に音が良いです。たぶんSkypeが使う周波数帯域だけに最適化されているからでしょうが、通常の電話なんか比較になりません。相手に聞こえる音質はコンデンサーマイク+オーディオインタフェースの組み合わせでSkypeするのと同じぐらいです。スバラシイ。 3.呼び出しはSkypeフォンから鳴る PCのスピーカー端子を使うとスピーカーが切れてしまいます。通話中はPCで音楽を聞いたりYoutubeしたりできませんが、SkypeフォンはUSB接続なのでスピーカーを使いません。呼び出し音もSkypeフォンから鳴るので、何かを見ながら聞きながらSkypeできます。 ■バッドな点 1.耳が痛い 私が携帯電話になれていないせいなんですが、長時間通話していると耳が痛くなります。こういう平べったいものを耳に押し当てているのが苦手で・・・。 2.ガサゴソする 本体がタッチのイズを防ぐ様にできていないらしく、ケース外部の振動がもろに伝わります。手の握り方を変えたりすると「相手に」ガサゴソとタッチノイズがかなり大きく聞こえます。あまりにもうるさいので手で持って話すのを止めました。 3.付属ケーブルが重い 50cmのカールケーブルが付属してくるんですが、このケーブル・・・カール部分が重たいです。通話していると重くて腕がだるくなります。ストレートケーブルにして欲しかった・・・。それからウチのPCレイアウトでは長さが足りませんでした。USBの延長をつないであります。 と言うことでちょっと問題もありましたけれども、今やウチでは手放せない機材になりました。 ナレーションの打ち合わせや編集の指示をエンジニアへ出したりするときの長時間通話に。スタッフミーティングもSkypeで。 またお客様に原稿のアクセントや読み方を確認する際にはSkypeフォンをマイクとして使用。ちょこっとしゃべったのを録音したファイルを送って確認していただきます。いちいちマイクを引っ張り出してつなぐ必要がなくて非常にラクチンですし、実際の音声でやり取りした方が確実。 (このSkypeフォンをマイクにして録音してもあまり音は良くありません。しかしSkypeを経由して相手に聞こえる声はめっちゃいいんすよ。不思議です。) そして結局・・・、Skypeフォンは電話として使わずにマイクだけ使っています。相手の声はPCのスピーカーから聞く様にしています。こうすればハンズフリーで通話できますからね。ヘッドセットと違って周囲の音が聞こえるので、自然な感じで会話ができて快適です。 ということで今回はここまで。また次回をお楽しみに。 ※コトモノウォッチ一覧へ戻る |