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そっか、相見積なのか・・・

相見積というのは、同じ条件で数社に見積を依頼し、金額や内容を比較してその中から発注先を決めるというものです。相見積はどこの業界でもあると思いますし、そもそも見積を出さなければ仕事は取れません。しかしなぜ今回のタイトルが、「そっか、相見積なのか・・・」という、何やら残念そうな感じなのかと申しますと

モチベーションが下がるのです

おいおい!商売やっていてその考えはおかしいだろ?
どんな依頼にも誠心誠意に対応しなきゃイカンでしょ。
個人事業主の分際で、そんな消極的な態度でいいのか?

などなど、いろいろご意見もございましょう。・・・もちろんそうなんですけどねぇ。しかしメールに「相見積」だと書いてあると、その途端に意欲がちっとだけ萎えるんですよねぇ。今回はそんなこんなのボヤキネタです。

値段だけで比較されるのかな

極端な例ですが、「数社で相見積してます。動画5本で原稿1万文字だといくらでしょうか。」みたいな、ものすごくアバウトなメールが届いたりします。

まぁ、いいんですよ。これでもいいんですよ。私どもはプロですから情報不足でもそれなりにお見積します。ただ心の中では「この仕事は決まらないな」と思っています。

こういう非常に情報量の少ない見積り依頼をされるお客様は、仕上がりの内容ではなく「料金だけ」を比較されることが多いのです。料金が安ければ安いほどいいわけで、出演者や制作方法にはあまり拘りがありません。安くてそれなりの音声ができればOKなわけです。安い事業者さんがいるのは承知していますので「無理だな」となってしまうわけです。

ホームページを読んでいただき、料金だけでなく私どもの特長をご理解の上、お問い合わせいただけたら嬉しいです。

ものすごく頑張ってお仕事します

値下げの意図が見え隠れ

事業者同士で競わせることで、できるだけ安い業者を見つけて発注するのが相見積の目的です。それは当然のことなので構わないんですが、値下げの希望がメールの行間に見え隠れすると、ちょっと「うーん」という感じになってしまいます。

一番安いナレーターでいいから

見え隠れするどころかこれはダイレクトですわ。予算がないので安く作りたいということですね。しかし「一番安いナレーターでいい」という表現はどうなんでしょうか。「でいい」などと言われるメンバーはいないと自負してますので、かなり失礼ではないかと思います。

私どもではランクごとに出演料がほぼ同一になっていて、個人で一番安いという者はおりません。出演者ではなく「安い制作方法」をご紹介するようにしています。

大きな仕事に繋がるよ

「今回の仕事の後に、大きな仕事を予定しています。」見積の段階でこの様な情報が書いてある場合は、大仕事で後々儲かるから今回は安くしてくれってことだなぁ・・・と、推測します。背後にある仕事がとてもオイシそうな話なので心は動くんですが、私どもは標準の見積額しかお出ししていません。

そもそもどこまで価格を下げればいいのでしょうか。ターゲットプライスがわからないと検討のしようがありませんし、事業者ごとに料金は大きく異なりますから、どこに対して優位性を確保すればいいのかもわかりません。闇雲に値下げした料金をお出しても意味がないと考えています。

そして運良くお仕事をゲットできたとしても

後の仕事が来ないなぁ

ということが多々ございまして大変残念です。ま、やっぱり世の中そんなもんですよね。

コンペ

「こりゃコンペじゃね?」というレベルの依頼が届くことがあります。単なる見積だけではなく、ナレーター選定、候補者数人で各人のプロフィール、スケジュールの確認、指定原稿を読んだ個別のボイスサンプル、スタジオ機材リスト、納品までのスケジュール、契約書の取り交わしなどその他もろもろの諸条件に対応可能かどうか、などなどなど。

どんだけ厳しいコンペをやるんだろう?とは思いますが、ワタクシたちちゃんと対応しますよ。私どもはホームページを見て発注するシステムなので、一般的なナレーターや声優事務所が当然用意している資料が無かったりしますが、できるだけご要望に沿う情報はお出しするようにしています。

と言うことで、コンペのお問い合わせ自体は特に問題ないんですが・・・

メールの宛先が「各位」?

宛先が「各位」となっているコンペの参加依頼が届くことがあるんですが、事業者の名前を書くのが大変なぐらいの数を送信しているのでしょうか?

競争相手が多ければ多いほど仕事が取れる確率が低くなります。時間をかけて資料を準備しても無駄になる可能性が高いのです。それに私どものホームページもほとんど見ないで送信しているんじゃないかと、すごく残念な気持ちになります。

などなどありまして、私どもでは「各位」で届いたメールはDMと判断してお返事はしていません。

お願いですから相手の名称ぐらい書きましょうよ

なのです。


さてここからは

ナレーション声優スタジオのお話になるんですが、相見積を依頼される場合はこうしていただけるとやる気出ます。上から目線でスミマセン。

相見積だとしても

相見積と言われてもご提示できるのは標準価格だけで、特別な対応はしておりません。何も言わずにシラーっと見積を依頼してくださいませ。

他社と比較した値下げ要求

「相見積で他社は○○○円だったので同じになりませんか?」という意味不明な相談を受けることがあります。他社さんの方が安かったならそこに発注されたら宜しいのではないでしょうか。ま、それはともかく、そういう時は他社がどうこうではなく、単純に「○○○円になりませんか?」だけでどうぞ。お引受けできるかどうか検討してお返事いたします。

中の人が喜ぶお問い合わせとは

ナレーション声優スタジオの中の人が喜ぶのは、ホームページをちゃんと見てメールをいただいているお問い合わせです。「この方はちゃんとho-mupe-jiwo 読んでくれてる。ステキ!」って感じです。さらには相見積ではなくて、私どもだけにオファーしてくれているともっと喜びます。

今回はちょっと個人的な思いを前面に出しすぎましたけど、ネットでのお客様との出会いはまさに一期一会です。ファーストコンタクトの印象がものすごく重要になります。お客様が不快な思いをされないよう極力注意しておりますが、私どももできるだけ不快な思いはしたくありません。掲記の事柄をちょっとでもご理解いただけますと幸いです。

お客様、ナレーション声優スタジオを宜しくお願いしまーす。

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