映像同期収録って何? 私どものホームページでは「映像同期収録」という言葉が出てきますが、大抵の方は「何だ?」と思われるではないでしょうか。何となく意味はわかるんだけど、本当にそういう意味で正解なのかな?・・・と。 そりゃぁそうでしょうとも アタクシが勝手に作った造語なのですから 映像同期収録というのは、ナレーターがビデオや映像を見ながら、それらの映像に合わせて収録することです。 映像にナレーション付けるんだから、映像と合ってるのが当たり前じゃないのか?わざわざそんなこと言う必要あんの?・・・と、思われるかもしれません。 そこには深い理由があるんです 映像制作会社さんがナレーションと言えば、映像に合っているのが当たり前なので特に説明はありません。しかし音声だけを作る事業者には、「音声だけ制作しお客様が映像に合わせて編集する」場合と、「映像とリンクした音声が必要」な、両方のお客様がいらっしゃいます。 お見積するには、どちらの制作方法なのかを確認が必要。他社さんで良さげな用語を使ってないか探しましたが、しかし一発で意味がわかりそうな用語は見つかりませんでした。それなら自分で作っちゃえってことでございました。 う・・・。スミマセン。 いざ書いてみたら深い理由でもなんでもなかったですわ。「ボクが考えたんです!」って、自慢してみようかなと思っただけなのです。でも正しい用語があるんでしたら、後でそっと教えて下さい。お願いします。 改めて問う。映像同期収録って何? 先ほど「ナレーターがビデオや映像を見ながら、それらの映像に合わせて収録することです。」と言った後に話が脱線してしまいました。改めてちゃんと解説させていただきます。 例えばこういう映像があったとします 映像の音声波形はこうなっている 音声と音声との間に結構広い空白(間合い)があることに注目してください。文字が映像に出てくるタイミングに合わせて読んでいるので、それぞれのセリフの間合いが違っています。これが「映像同期収録あり」の状態です。 納品する音声は映像のスタート位置からエンド位置まで一本の音声ファイルになっています。映像のサウンドトラックに置くだけで音声トラックは完成するわけです。ナレーターが映像を見ながらの収録ですので手間がかかりますけど、セリフの位置も長さも映像とドンピシャに合ってます。ですから後々の編集がかなり楽になるのではないでしょうか。 さて、「映像同期収録なし」だと ナレーターは映像を見ていないので、読みやすい速度と適当な間合いで読みます。結果として空白が無い連続した波形になります。この様な状態で納品されますので、後の編集の手間が大きくなります。 波形を切り貼りして映像のきっかけ位置と合わせる セリフの長さが映像と合わなかったら映像の修正が必要 なので、特別な理由がなければ、映像の音声制作は映像同期収録をお勧めします。 さてここからは ナレーション声優スタジオのお話になるんですが、映像同期収録は通常の録音よりも時間がかかります。またナレーターも事前に映像を何度も確認したり、映像に合わせて読む練習などをしますので結構手間がかかります。そのためお客様には大変恐縮ですが、通常の基本セットや完全セットよりも、若干料金を加算させていただいております。その代わり通常の収録を可能な限り低価格でご提供するようにしておりますのでご理解の程宜しくお願い致します。
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