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収録直前の原稿変更でドタバタ

ナレーション原稿に変更が入ることは致し方ないことなのですが、そのタイミングによっては収録に大きく影響することがあります。

ちょっとした変更

「この部分の語尾をAからBに変更してほしい」みたいなちょっとした変更で、しかも変更文字数や変更箇所が少なければあまり問題になることはありません。収録の当日にナレーターへ指示してもほぼほぼ大丈夫です。ただしちょっとした変更であっても、変更文字数や変更箇所が多い場合は収録の進行を妨げてしまいます。原稿の変更はできるだけ収録の前日までにご連絡ください。

なお修正原稿は修正した部分の文字色を変えるなどして、どこが修正されたのかわかるようにしてください。詳しくは後述いたしますが、ナレーターは自分の原稿に修正箇所を転記しますのでご配慮をお願いします。

原稿差し替えになるガッツリした変更

「変更文字数や変更箇所が多すぎて指示を書き込んでいられない。原稿をまるっと新しいやつに差し替えてしまいたい。」ということもあるでしょう。

ナレーターも声優もプロなんだから、新しい原稿でもいきなりサクサク読みこなせるだろう・・・。と、思いますよね?たしかに初見読みに強い方もいらっしゃいますが誰もがそうではありません。スムーズに収録を進めるためにはナレーターの事前準備が必要になるのです。

読みがわからない文字や単語(特殊用語、地名、人名など)をピックアップし、調べたりお客様へ問い合わせしたりする。単語のアクセントを確認しておく。ブレスの位置を確認しておく。イントネーションを確認しておく。読みの練習をする。などなどがあります。要するに収録現場で読み間違いを起こさないように準備をするわけです。

するとナレーターの原稿はこうなる

ナレーターは準備して調べたことを自分が読む原稿に書き込みます。下記はサンプルとしてダミーの原稿に書き込んでみたものですが、こういう感じになります。(引用元:厚労省通知 保医発0305第6号))

ここまで準備を終えたところに原稿が差し替えになると、この書き込みを新しい原稿に転記する必要が生じます。また変更箇所を素読みして内容や単語をチェックしなければなりません。この作業にそれ相応の時間が必要になることはおわかりになるかと思います。


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変更のタイミングが問題です

ガッツリと変更がある場合、どうしても避けていただきたいのは収録時直前の原稿差し替えです。そういう大幅な変更があるときは数日前にはご連絡いただきたいところです。前日や当日にご連絡をいただくとナレーターの準備が間に合わず、収録の時間内に行わなければならなくなります。収録の開始や進行がものすごく遅くなりますし、初見読みになるため間違いが起きる可能性も高まります。


まとめです

今回は原稿の変更について書いてみました。原稿がペラ一枚とか少なければこういう心配はあまりないのですが、ボリュームがある内容で差し替えなどになると、ナレーターも事務局もドタバタしてしまいます。当日収録にすぐ取りかかれずにスタジオが待ちの状態になると、ナレーターをブッキングしている時間内に終わらないことも予想されて焦ってしまいます。お客様のご事情もあるかとは存じますが、大幅な変更はとにかく早くご連絡ください。

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