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競合ってなんぞや

「競合」って言葉を聞いたことはありますか?

競合、競合商品、競合他社、競合制限、など、いろいろな呼び方があるのですが、要するに「同じような商品を売っているとか、同じような事業をやってる企業に出演してはダメ」ということです。

例えばA社の化粧品のCMに出演したら、B社の化粧品CMの依頼が来ても出演できないよ・・・ってこと。

何だかものすごくナレーターや声優に不利な条件みたいに感じますが、ブランドイメージを大切にしている企業ですと、同じ声を競合相手が使っては困るという事情も理解できます。また出演者に対してはデメリットの補填という意味で、通常の数倍のギャラを支払うことで了承してもらうことになります。

※ここではとりあえず「競合制限」と呼ぶことにします。

ナレーション声優スタジオの考え方

競合制限のある仕事の問い合わせはありますが、ナレーション声優スタジオでは基本的にお受けしておりません。競合がかかる仕事は大手企業様のものが多いので、せっかくの機会を断るなんてもったいない・・・という気もするのですが、デメリットの方が多いと考えています。

フリーランスだから

当方のナレーターや声優は一部を除き基本的にフリーランスです。複数の事務所に登録していたり、個人で仕事を受けたりしています。同業他社の仕事がNGとなってしまうと、仕事のチャンスを失いかねません。一つでも多く仕事を取りたいのに制限がかかってしまうのは、かなりのデメリットになってしまいます。

登録制だから

ナレーション声優スタジオでは「所属」ではなく「登録」になっています。なので、ナレーターや声優のスケジュールや個人的に受けている仕事(当方以外でしている仕事)は管理していません。もし競合制限をかけられても、本当にそれを守っているのかどうか監視するなんてできません。そのため私どもが競合制限の契約をしたとしても、お客様への保証ができないわけです。

契約が複雑化するから

当方で製作した音声は二次利用を含めて、どうお使いになっても構わない「売り切り」になっています。そのため面倒な利用契約などをこちらからお願いすることなく仕事をお受けしております。しかし競合制限の契約は当方にとってイレギュラーになりますし、また案件ごとに契約内容が異なるため使用範囲、金額、期間などの調整がお客様、出演者ともに必要です。かなり複雑な手続きが必要になるため、簡単に依頼できることがウリの私どもとしては、商品コンセプトに沿わないのではないかと思っています。


まとめです

という事情により、私どもは競合制限があるお仕事はお受けしないようにしています。その代わり非常に簡単にご依頼いただける体制になっておりますので、お気軽にお問い合わせください。

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