今回はフリーソフトを一つご紹介しましょう。その名も『ProTools Free』です。「プロ」という定冠詞がついたソフトは世の中にたくさんありますが、このソフトは本当の意味でのプロ御用達なのであります。ただし、プロが使っているのは「Free」が付かない『ProTools』というシステムで、Digidesign(デジデザイン)という会社の製品です。 しかしこのソフト、意外と知る人ぞ知る・・・なのであります。その理由は、あまりにもProToolsがプロオンリーで使われてきたからです。たぶんこのメルマガを読んでいる、ほとんどの方はDigidesignという会社名も、ProToolsという名前も初耳だと思います。しかし、音楽業界のスタンダードであることは間違いありません。 ところで、さらにややこしい話になりますが、ProToolsは編集ソフトとハードを含むシステムの総称で、価格は数百万円します。一方ProTools Freeは、Digidesign社が太っ腹にも、ProToolsに付属している編集ソフトだけを、特別なハードウエアがなくても動くように変更して、しかも無償で配布しているものです。機能的には本物にやや劣ることや、ちょっと使いにくい部分もありますが、通常のサウンド編集には全く問題がないと思います。なんてったってダタですよタダ!マルチトラック編集ソフトがタダで手に入る。これはすごい時代になりました。 何はともあれ、まずはProTools Freeをゲットしましょう。 http://www.digidesign.com/ptfree/へジャンプ。 1.マック用かウインドウズ用か、アイコンを選択します。次画面の右上にある「DOWNLOAD」をクリックしてください。 2.メールアドレスとパスワードを入れる画面になります。初めての人は「CRRATE PROFILE」をクリック。プロフィール入力画面になりますので、全部半角英数字で英語入力します。日本語はだめよ。 First Name:姓 Last Name:名 Email Address/Login:ログインで使うメールアドレス Password (case sensitive):パスワード Confirm Password:確認のため上と同じパスワードを入れる Company:会社名(記入しなくても良い) Address:住所(市より後ろの住所) City:市 State:州(「Outside US/Canada」を選択。) Zip:郵便番号 Country:Japanを選択 Phone:電話番号 Fax:ファックス番号(記入しなくても良い) I am a Pro Tools user□:チェック不要 I want to receive DigiNews (English) □:チェック不要 全部入力したら「CRRATE PROFILE」をクリック。次の画面で「CONTINUE」をクリック。 3.ダウンロード画面になったら、そこにあるファイルを全部ゲットする。一番上が本体ソフト。二番目はマニュアル(英語版)。一番下は、サウンドチェック用の音楽。マック版のみOMS 2.3.8というソフトがあるのでこれもゲット。 4.とにかく全部インストールする。 5.サウンドチェック用の音楽を再生してみる。再生できればまずはOK。 これで第1段階完了。 ということで、また次回。 |